雑学クイズzoo > 法事とは何回忌まであるのか?

法事とは何回忌まであるのか教えて下さい…。

>>>日本人はよく藁をもつかみたい心境に陥ったとき、「神様、仏様…」などと唱えたりします。
一神教のキリスト教やイスラム教の敬虔な信者にしてみれば、神道の神と仏教の仏を並べて称するなんてとんでもないことに違いありませんが、日本でそれを咎める人はいません。それは、日本の仏教が神道と密接に関係しているからです。
現在、日本の葬儀の9割以上が仏式で行われています。この場合の仏式というのは、お寺の僧侶によって行われるものです。
仏式では、人が亡くなると葬儀をとり行い、四十九日、一周忌、三回忌…と法事をして仏になった死者の霊を慰めます。そして、最終年忌になって最後の法事が終わると、実は死者は「仏」から「神」になり、祖先神という大きな塊と合体するといわれています。
つまり、何年かごとに行われる法事は、新しく仏になった霊を祖先神へと昇格させていくためのステップなのです。
こうした「祖先神への昇格」という考え方は日本の仏教独自のもので、仏教発祥の地であるインドや、日本に仏教を伝播した中国にはその考え方はありません。
神道では、もともと死者の霊格を向上させるための祭が行われており、それと結びついたのが日本仏教の法事です。
法事の最終年忌、つまり仏様が神様になる弔い上げの年忌は三十三回忌が一般的です。回忌は、亡くなってすぐの葬儀を一回忌、翌年を一周忌、翌々年を三回忌と数えます。例えば、三十三回忌は亡くなった年から数えて32年目にあたります。
宗派によっては五十回忌、百回忌まで行われるところもあります。祖先神の仲間入りをするのは故人にとっても子孫にとっても、長い道のりなのです。

